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大日本人
2008/06/09(Mon)
大日本人


2007/日本/114分

制作 : 岡本昭彦
脚本 : 松本人志 , 高須光聖
音楽 : テイ・トウワ
監督 : 松本人志

出演 : 松本人志 , 竹内力 , UA , 神木隆之介 , 板尾創路

ストーリー
有事の際に政府の依頼を受けてピンチを救う男・大佐藤の戦いの日々をドキュメントタッチで描く。


松本人志の第1回監督作品。自身が企画、脚本、主演も務める。






まっちゃ…


どないしたんやコレェ!?



唐突に始まるインタビュー。

主人公大佐藤のボツボツと何喋ってんのか聞こえないグダグダな感じ。

ドキュメンタリー風なので特に何か派手な事が起こるわけでもない。皆自然で素朴。

これで114分は長すぎだろう。どんな苦行だよ。


その上台詞がぜんっぜん聞き取れないからボリューム上げまくり。
だけどある場面になるとやたら音がでかくなって慌ててさげる。この繰り返し。
あまりの淡白さにシュールさに耐え切れず二回ほど早送り。


そして襲いくる睡魔の罠

インタビューに答える人々のボソボソ喋りが子守唄に聞こえる……


ここにきてある疑問が浮かぶ。
この映画を作ったのは笑いの天才とかカリスマとか言われる松本人志だ。
それに期待を込めて劇場へ足を運んだ人、DVDをレンタルした人は多いはず。


A.これを理解できない自分がおばかなのか?

B.芸人まっちゃんに映画をとらせたのがアレだったのか?

これはもしやまっちゃんから課せられた観る側を試す試練なのかもしれない。

このジャケットのせつなそーな瞳はそういう意味が込められているのか!?
そうか。そうなのか、分かった。わかったよまっちゃん私なんとか耐えてみる!観る!
聞き漏らさぬように音を大にして映画を観続けた。だんだん映画の意味がわかってきた。


いや、分かってくるけど分からない……。


とりあえず大佐藤の変身シーンが怖ぇ。変身後も怖ぇ。

とにかく怖ぇ。何あの怒髪天。あの棒。あの体。


定期的に現れる獣から日本を救う為に戦う男。だけど普段はいたってシンプルな生活。
しかもバツイチの子持ち。ほんと戦う時以外は普通の駄目なおっさん。
ロン毛がコントみたいで。これはガキ使か?ごっつか?なんつーコントよ。
出てくる獣も顔がまんまその芸人か俳優なのでやっぱりキぐるみコントでございますよ。
住民からはヒーロー所か迷惑な奴扱い。


タイトルからは想像も出来ない作品を作り上げた監督に敬礼。

ただ最後近くからエンディングにかけて笑った。不覚にも笑ってしまった。
最後の最後でやってくれたね。といってもコント延長戦みたいな感じで「映画」には見えないけど。
これがあっただけ救われた気がします。やっぱ芸人独特の間がいい。


それとも逆に耐えて耐えて耐えさせて最後に笑わせるという手法か!?

まだこれからも映画を撮るのかもしれないけど、今度はもう少し映画「らしく」してください。
コントとしては上々に笑わせてもらいました(まあ個人差はありますが)けれども。
何か深いテーマとか言いたいことがあるのかもしれないと勘ぐり続けた114分。
途中早送りをしたけれど、最後まで何かを感じ取る事は無かった。天才は凡愚には分からない。
ただ観終わってからジワジワとクる何かがあった。


そう思えば何も残らない映画よりはいいだろう。


総評:35/100 何で怪獣が暴れてるのに市民は他人事でクールでいられるんだ。



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デス・トランス
2008/02/12(Tue)
デス・トランス


2005/日本・アメリカ/89分
原題:DEATH TRANCE

第24回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭 正式招待作品

監督:下村勇二
出演:坂口拓/須賀貴匡/剣太郎セガール/竹内ゆう紀/藤田陽子

掻い摘みストーリー。
何でも夢をかなえてくれるという棺が封じられている東の寺、そこから棺を奪った男。棺を狙うものは多かったが、東の寺は侵入者を地蔵にしてしまうため迂闊には近づけない。その男が棺を奪った事から棺の争奪戦が始まり、果ては破壊の女神と男との壮絶バトルに突入だ!


ようこそ、無国籍ゴスロリの世界へ。
意味不明なOP、全く説明のない世界観。
出てくる建物は異国風というよりも北斗の拳。登場人物は名乗らず、最後まで「あの男」「僧」「お前」「少女」ラストのスタッフロールで初めて知った。

役者で知っている人は一人も居ない。演技も微妙に下手…聞き取れ…ないし。
でも殺陣は流石に…、良かったです。

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ねたばれアリちゅうい。
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Enclosure
2008/02/12(Tue)
2003/日本/78分
製作:映画美学校 
映画美学校映画祭2003

監督 : 中井友昭
出演:木村茜 大森南朋 中村優子 万田邦敏 藤田正則


ストーリー

両親を亡くし新婚の姉夫婦と暮らす少女。突如姉が姿を消し、彼女は次第に義兄へ疑惑を募らせるが・・・。絶妙な微加工の演出がシュールを極め五感を挑発する。自主映画で、劇場初公開。
(天然のカオス、大森南朋特集上映プログラムより抜粋)



深夜地上波で放映されていた映画です。78分という事で1時間とちょっとの短い話。
でも、観ている間は結構遅く感じます。最初はホラーだと思いました。画面の暗さというか、静すぎる演出(BGMが効果音だけ)まあ、ホラーなのかなと思える雰囲気なのですが、全体的にシュール。邦画ならではのボリューム上げないと聞こえないボソボソっとした喋り。


理由が無いというか、結果がおぼろげにあっても、原因が無いというか。

ラストの意味がサッパリわかりません…。

挫折しそうになりながら、何故最後までちゃんと観たかというと大森南朋さんという俳優が好きだからです。保険のCMとか、ブスの瞳に恋してる、に出てる人です。普通の会社員の役が凄い似合うなあ。怪しい義兄を演じています。妻が失踪したというのに冷静に淡々としていたり、でも優しそうな雰囲気だったり…。普通の生活の中で起こる歪と狂気。

静で、一見普通ぽいのが一番怖いのかもしれません。

これが自主制作というのが凄い。まあ、人も少ないし(知っている人が大森さんだけだった)
金のかかってなさそうな場所ばっかりだったけど。その安い感じも普通さを演出してて怖さを倍増していたのかもしれませんね。

ありそうでなさそうで、でもふっとそこにあるような恐怖。恐れ。


う〜んシュールだ…。


追記:暫くしてからとあるレビューサイトさまで「こういう解釈じゃないかな?」というのを読ませていただいて、納得しました。でもやっぱり後味の悪い、何ともいえない作品です。

評価不能。面白い…とは思います。すっきりはしないけど。

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