
1997/カナダ/91分
原題 : CUBE
脚本 : ヴィンチェンゾ・ナタリ , アンドレ・ビジェリック , グレアム・マンソン
監督 : ヴィンチェンゾ・ナタリ
出演 : モーリス・ディーン・ウィント , ニコール・デボアー , デヴィッド・ヒューレット
ストーリー
さまざまなトラップが仕掛けてある謎の立方体の部屋の集合体で、極限状態の男女6人が絶望的なサバイバルを展開していく。まさに死に至る病の坩堝ですな。それしか詰まっていない無機質な箱。
物事の順序をとっぱらいある日突然なんの前触れもなくソコに放り込まれたのは
今まで普通に生活していた人たち。
何で?どうして?ここはどこ?というゼロの状態から始まる。
行く手には残酷な罠。一寸先は闇。気を抜いても闇。抜かなくても闇。
何処へ向かっているのかさっぱり分からないけどとりあえず進むしかないという現実。
そして暴かれる人間の本性。
なんて鳥ヘッドの癖に難しい雰囲気を醸し出したのも疲れたのでこっからは感じたままに。
いきなり残酷ショッキングな細切れシーンとかありましたが何故か懐かしさを感じました。
そう、あれはまだ私が小学校に上がる前の暑い日のことだった。
食卓でお父ちゃんがヘルレイザーを見ててサ。しかもちょうど映画の最後の方で人が大変な感じになる所でサ。
もうそれからというものパズルボックスを開いてしまったかのような悪夢を見ることに。
そんな懐かしい思い出に浸りながら最後まで目を逸らさずに観れました。
面白いです。俳優さんに有名どころは(たぶん)居ないしセットもお金はかかってないと思います。
が、それを脚本とシチュエーションで上手に見事にカヴァ。
休む暇もなく移動し続ける人々
疲労、理不尽への怒り、死の恐怖、疑心暗鬼…
人間危険な時は助け合って協力し合って主人公ぽい奴がリーダーになって悪役とか
いう事利かない奴とか妙に悟ってるか偽善入ってるヒロインが邪魔したりサポートしたりと
普通こういう流れになるかと思います。そしてお決まりのハッピーエンド。
上手くそれを裏切ってくれます。
不快なのに腑に落ちるというかこうくるか!と斬新さにその不快さが埋まるというか。
いや、集団心理なんて知らないけど。死んでいく仲間、終わる事のない部屋、トラップ。
知らない間にみんなの心がギスギスしてぎらぎらして誰よりも自分さえよければになってたのか。
恐ろしいことです。
ストーリーは「脱出」だけなんでグロあり仲間同士の心理戦ありでそこそこ盛り上がる。
盛り上がるけど場所は同じ場所でワイワイヤイヤイ言い合うだけ。息苦しい事この上ない。
そこが味でもあるけど、人によっては受け付けないかもしれませんね。
甘さ無しのドライで理不尽である程度グロい予想不可能な脱出ゲーム。
私だったら速攻でゲームオーバーだな。寧ろその方がラクに慣れると考える。
因数とか素数とか意味ありげに出てきたけど……
すいませんついていけませんでした。あれは結局なんだったんだ。
謎が最後ではとけるのかと思ったけど何と言うかなんというか。謎。
70/100 一緒についてた短編「エレベイテッド」も面白かったです。



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