
2007/日本/114分
制作 : 岡本昭彦
脚本 : 松本人志 , 高須光聖
音楽 : テイ・トウワ
監督 : 松本人志
出演 : 松本人志 , 竹内力 , UA , 神木隆之介 , 板尾創路
ストーリー
有事の際に政府の依頼を受けてピンチを救う男・大佐藤の戦いの日々をドキュメントタッチで描く。松本人志の第1回監督作品。自身が企画、脚本、主演も務める。
ま
まっちゃ…
どないしたんやコレェ!?唐突に始まるインタビュー。
主人公大佐藤のボツボツと何喋ってんのか聞こえないグダグダな感じ。
ドキュメンタリー風なので特に何か派手な事が起こるわけでもない。皆自然で素朴。
これで114分は長すぎだろう。
どんな苦行だよ。その上台詞がぜんっぜん聞き取れないからボリューム上げまくり。
だけどある場面になるとやたら音がでかくなって慌ててさげる。この繰り返し。
あまりの淡白さにシュールさに耐え切れず二回ほど早送り。
そして襲いくる睡魔の罠インタビューに答える人々のボソボソ喋りが子守唄に聞こえる……
ここにきてある疑問が浮かぶ。
この映画を作ったのは笑いの天才とかカリスマとか言われる松本人志だ。
それに期待を込めて劇場へ足を運んだ人、DVDをレンタルした人は多いはず。
A.これを理解できない自分がおばかなのか?
B.芸人まっちゃんに映画をとらせたのがアレだったのか?
これはもしやまっちゃんから課せられた観る側を試す試練なのかもしれない。このジャケットのせつなそーな瞳はそういう意味が込められているのか!?
そうか。そうなのか、分かった。わかったよまっちゃん私なんとか耐えてみる!観る!
聞き漏らさぬように音を大にして映画を観続けた。だんだん映画の意味がわかってきた。
いや、分かってくるけど分からない……。
とりあえず大佐藤の変身シーンが怖ぇ。変身後も怖ぇ。
とにかく怖ぇ。何あの怒髪天。あの棒。あの体。
定期的に現れる獣から日本を救う為に戦う男。だけど普段はいたってシンプルな生活。
しかもバツイチの子持ち。ほんと戦う時以外は普通の駄目なおっさん。
ロン毛がコントみたいで。これはガキ使か?ごっつか?なんつーコントよ。
出てくる獣も顔がまんまその芸人か俳優なのでやっぱりキぐるみコントでございますよ。
住民からはヒーロー所か迷惑な奴扱い。
タイトルからは想像も出来ない作品を作り上げた監督に敬礼。
ただ最後近くからエンディングにかけて笑った。不覚にも笑ってしまった。
最後の最後でやってくれたね。といってもコント延長戦みたいな感じで「映画」には見えないけど。
これがあっただけ救われた気がします。やっぱ芸人独特の間がいい。
それとも逆に耐えて耐えて耐えさせて最後に笑わせるという手法か!?まだこれからも映画を撮るのかもしれないけど、今度はもう少し映画「らしく」してください。
コントとしては上々に笑わせてもらいました(まあ個人差はありますが)けれども。
何か深いテーマとか言いたいことがあるのかもしれないと勘ぐり続けた114分。
途中早送りをしたけれど、最後まで何かを感じ取る事は無かった。天才は凡愚には分からない。
ただ観終わってからジワジワとクる何かがあった。
そう思えば何も残らない映画よりはいいだろう。
総評:35/100 何で怪獣が暴れてるのに市民は他人事でクールでいられるんだ。



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